ふじさきゆうやのブログ

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地下芸人のライブで珍獣発掘!!

 

 

前回に引き続き、地下芸人のお笑いライブに行ってきた。前回は、地下芸人とは分かっていても、それでも自分はどこかで芸人という職業に期待をしていたのであろう。“全然笑えなかったこと”に度肝を抜かれたが、今回は彼らの実力を十分理解した上での参戦。どんな芸人が出てきても驚かない自信があった。

が、しかし、現実は違った。前回見たお笑いライブは本当に最低で、「これより笑えないライブはないんじゃないか」と確信すらしていたのだが、今回は前回と違い芸人のネタで一回も笑うことすら出来なくて、驚きを通り越してビビってしまった。

 

だが、勘違いしないで欲しい。俺はあの日誰よりも真剣にネタを観て、考察分析している。決して中途半端な覚悟で記事を書いているわけではない。

 

 

 

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確かにネタは笑えなかったが、前回の記事でも書いているように、自分はつまらない人間、気持ちの悪い人間を見るのが三度の飯よりも好きなので、そういう物見遊山の珍獣観察の意味では大いに満足出来るお笑いライブであった。

強いて言うのであれば、フリップネタが多かったことが不満だった。今回のライブに限らず、お笑いライブではフリップネタは結構人気がある。

お笑いライブのメイン層であるバカな女と、理解力に乏しい年寄りにはイラスト付きのネタは楽しみやすいのだろう。だが、フリップネタは単調になりやすく、ネタも先まで読みやすい。

 

一般的な知能を持つ人間であれば全然笑えないことが多々ある、それがフリップネタだ。正直10組に一組がフリップネタをやるだけでもうんざりなのだが、今回はどいつもこいつもフリップフリップと呆れるくらいうじゃうじゃ居た。

客の知能に合わせてネタを変えるのも一つの手段ではあるが、こちらとしてはTwitterの大喜利よりも面白くないモンが延々と垂れ流されているような気分だ。

別にお笑い通を気取るわけではないがね。

 

 

地下芸人及び、そのファンはエゴサが大好きなので、もしかしたらこの記事を見るかもしれないが、甘い評価は一切していないので読まない方が良いだろうよ。一応芸名は伏せてはいるが。

 

 

 

一応解説しておくと、地下芸人とは、っまあ文字通り売れていない芸人のこと。前回も書いたが、彼らは自分のネタで笑ってくれるファンしか見たことがないので、狭い世界しか知らず、自分のことを面白いと信じ続けてダラダラ芸人を続けていく連中が殆ど。

そういう闇を近くで見れるのが、地下ライブの醍醐味でもあろう。

 

自分は別に売れっ子を目指して頑張って活動をしている芸人を非難するつもりはない。

地下芸人には地下芸人たる所以がある。彼らは、毎日ネタを考えるわけでもなく、真面目にネタを披露するでもなく、何もない自分を【お笑い芸人】という安い肩書で飾っているだけ。

それこそ、ピコ太郎や有吉などのシンデレラボーイに憧れてはいても、成功に向けて活動しているわけでもない。ある日突然、「キミ面白いね。レギュラー番組持ってみない?」と言われることを夢想して芸人を続けている。

そこに「自分はプロだ」という意識は存在しないのだろう。どんなに面白くないネタでも大声で笑うファンに甘え、ヘラヘラと自分で自分のネタに笑いながら芸を見せる。つまらないだけならばまだしも、取り組む姿勢すら最低だ。

 

 

ネタもファンも本当に低レベル。

例えば、「水を買おうと思ったらいろはすの桃味だった。どんまい!!」というフリップネタで会場が笑いの渦。

しかし、自分にはどこが面白いのかが全く理解が出来なかった。自分だけが理解出来ない異国の言葉を使割れているような気分だ。まさに異様な光景。

自分は当然「絶対に笑わないぞ!!」と意気込んで観ているわけではない。寧ろ逆で、「お前らのネタを頑張って拾っていきたい!」と思っていたくらいだ。

それに、地下芸人ということは理解しているので、笑いに関しても前回同様高いレベルは求めていない。だが、理解すらも拒絶してしまうようなネタを見せられちゃ、拾うもクソもないのでどうしようもない。

 

 

 

 

  • 開演

会場に着くと、店の前に置いてある黒板に『ヤバい』という文字が書いてあって笑ってしまった。確かに別の意味でヤバいかも知れない。今回のライブ、1200円と聞いていたのだが、実際はドリンク代込みで1500円の入場料を請求されて少しだけ腹が立った。

300円が惜しいわけではないが、1500円と言えば映画館で一本好きな映画を観れてしまう値段だ。そう思うと何か腹が立ってこない?

で、ドリンクを受け取るわけだが味が薄いったらありゃしない。ライブハウスは大抵そんなものだが、今まで味わったことのない味の薄さ。気分の問題か?

開園後の挨拶で、今回参加する芸人達が舞台に立ったのだが、出しゃばりイキリ豚が居て笑ってしまった。

 

 

 

  • 一組目

トリオのネタ。前回のライブでも一発目に来た芸人。ボケ二人とツッコミ一人の構成。ボケ1とボケ2が「俺には心の箱がある」だか何だかほざいて、どちらの方が開けやすいか見てみるという出だし。

そして箱を開けてみたら実はスライサーで、ボケ1が腕で円を作りスライサーを演じて、ボケ2がボケ1の腕の中に頭を突っ込んでスライサーの仕様を報告。ツッコミ役がその仕様にツッコんでいくというネタ。

「二時間で三分しか動かない」「効率悪っ!」といった具合にスライサーネタを掘っていくが面白くはない。ネタの時間も短くて、投げっぱなしで終わった印象。

結局ボケ1の箱しか開けておらず、わざわざトリオとしてやるネタなのか甚だ疑問だ。箱役と仕様報告役はまとめることも出来るので、このネタをやるならコンビでも問題はない。寧ろコンビの方がテンポよく進められそうだ。

トリオは『ボケ二人+ツッコミ一人』『ボケ一人+ツッコミ一人+ボケ兼ツッコミ』という構成が一般的。今回は『ボケ二人+ツッコミ一人』という形だけは王道ではあるが、ボケが二人いるというトリオの特性を全く活かせておらず、物足りなさが残った。

確かに、トリオのネタはコンビのネタよりも難しいが、だからこそトリオを生かしたネタが出来ないのであればさっさと解散してコンビになる方がいいのではないかとおもった。全体的な完成度の低さが目立つが、YouTubeに投稿すれば300回くらいは再生されそうなネタだ。

 

 

 

  • 二組目

『動物園にいるライオン』と『野生のライオン』の違い、というテーマで顔芸を披露するだけのネタ。ニコッと笑ったり、ガン飛ばすだけなので、そこに笑いはない。

発展させて『動物園に来て一週間のライオン』、『野生の取調官』と『働いて一週間の取調官』などを披露。

最後に『野生のイチロー』と『人に慣れた(?)イチロー』だかをやって終わり。

特に書くようなこともないが、強いていうのであればこの手のネタは単調になるので何らかのひねりを咥えない笑いを取るのは難しい。終始一貫して同じ様なネタを連発されてただただ苦痛だった。

また、登場時に「モノマネをするときに邪魔なんで取りますねー」と言って身につけていたサングラスを外し、レンズ側が後頭部にいくよう再度サングラスを掛け直していたのだが、このボケに観客が誰一人として笑っていなくて逆に面白かった。このライブに来ている連中の大半は、それこそ道端に鉛筆が落ちているだけでも笑い転げるようなやつばかりなので、「笑わなかった」というよりかは単純に「ボケに気付いていない」だけだと思うが。まあ、それはともかく、顔芸をやるにしてもインパクトも面白さにも欠けるので、他の方向性のネタをやった方がいいんじゃないかと思った。

 

 

 

  • 三組目

『THE BIG ISSUE』を販売するホームレスと、『聖書』を布教するクリスチャンが駅で並んで立っているという設定。二人が「この場所で売る(布教する)のは俺だ」と争うネタ。

説明しておくと、『THE BIG  ISSUE』とは、ホームレスのことが書いてある雑誌。通常の雑誌の販売員とは違い、ホームレスをバイトとして雇い彼らの自立を応援しようという酔狂な雑誌。

発行部数、書いてある内容などを競い、どちらの方が書物として優れているかを争うが、“ホームレス甲子園”、“ホームレス就活相談(?)”をネタに出されて、クリスチャン側が負けを認める。最終的にはクリスチャン側が「もっと凄い本がある」とエロ本を持ち出し、エロ本が一番凄いねと両者納得して終わるというオチ。

宗教・乞食、と少しブラックな要素を含んだネタを盛り込んではいるが、昇華出来ておらずインパクトに欠けた。どっちつかずというか。やるなら徹底的にネタにすればよいものを。

クリスチャン側の聖書ネタのつまらなさ、『THE BIG ISSUE』という雑誌の力に頼りきりで完全にネタに飲まれてしまっているホームレス側……正直完成度は低い。が、「うんこ」という言葉で死ぬほど笑える人間であれば多少は面白く感じるかもしれない。

 

 

 

  • 四組目

ピン芸人。甘いものが苦手な上司が、部下からバースデーケーキを貰い。我慢しつつも頑張って食べるというネタ。このネタは、甘いものを食った時のリアクションが笑いどころではあるが、面白いなと感じたのは、ぷるぷる震えながら妙に溜めて「あめぇ」と言う最初の一発目のリアクションだけ。

後半になるにつれて、舞台セットである机を揺らしたり、奇声をあげながら激しく体を動かしたりと、大袈裟になっていった。しかし、そういう大袈裟なリアクションが笑えるのはせいぜい小学六年生までだと思うので、もっとリアクションを詰めていくのが良いなと思った。逆に言えば、小学生には大ウケするだろう。

この芸人、ネタ自体はつまらなかったが、本人の演技力というか、「面白い」と思わせる喋り方や雰囲気を出すことに限って言えば目を見張るものがある。大変素晴らしいものだった。

今回のライブでは一番そういう雰囲気を出せていた。そこそこ大きいライブでもここまで面白い雰囲気を出せる芸人はそういないだろう。ネタを作れる相方にさえ出会えれば化けるんじゃないかと思った。今後に期待したい芸人だ。

 

 

 

  • 五組目

フリップネタ。今まで作った一発ギャグのダメだったところを反省してゆくというネタ。画用紙に大きい字でネタの概要が書いてあり、芸人本体も「〇〇がダメでしたね」とコメントするだけなので、そもそもフリップを使う意味があるのかどうかも疑問だ。でもまあ、文字にすればバカでもスッと理解が出来るのだろう、理解力に乏しい常連のおっさんが奇声のような笑い声をあげていた。

ネタをやっている最中に、フリップの順番を間違えたらしく、「これは後で反省しておきます」と言っていたが、「順番ミスそれすらもネタなのか」「本当に順番を間違えたのか」判断が難しかった。

前回の記事で別芸人にも言っているが、ミスをネタにしているならネタと分かるようにするべきだし、もし本当に間違えていたのであればそんな舐め腐った態度でやっているからいつまでも結果が出せないんじゃないのかと言いたいところだ。

今やっているそのネタを反省して欲しい。

 

 

 

  • 六組目

ピン芸人。うどんが好きらしく、うどんを絡めたネタで頑張っていた。大変男前でバカ女の黄色い声があがっていた。うどん占いというネタで、麺に見立てたくじを客に引かせ、客弄りをしつつ引いたくじの結果に合わせたコメントを残していくというネタ。

「くじを引きたい人いますか?」と観客に尋ねていたので、自分も手を挙げ、“話を聞いていないバカ”のフリをしてくじを全部引き、彼のリアクションを見ようかと本気で思ったのだが、トップバッターを他の観客に取られてしまったので断念。こういうルールを聞いてないバカの役は一発目じゃないと出来ないしな。

ネタこそ面白くはなかったが、老若男女問わず人から好かれそうな魅力があるので、年寄りに布団を売りつける仕事とか向いているんじゃないかと思った。

小道具も作り込んでおり、また、芸をやる上での所作に拙さは感じなかった。フリートークの時にも頭の回転が速いのか気の利いたコメントをしており、光るセンスを感じた。

ネタを作れる相方が居れば化けるかもしれない。……と思ったら、本来はコンビでやっている芸人らしく、今回は相方が食中毒かなんだかで仕方なくピンでやっていたとのこと。そして、前回自分が「評価が出来る」と言っていたコンビの片割れだということも判明した。成る程、合点がいった。応援しているので今後の更なる活躍に期待したい。

 

 

 

  • ヤバい芸人紹介コーナー

休憩代わりのフリートークが始まるのかと思いきや、今回参加している芸人三名が審査員となり『本当にヤバい芸人』の芸を見て評価するという企画が始まった。ここにいる芸人の大半はヤバいやつしかいないのだが、そこはまあ触れるのも無粋だろう。因みに先程のうどん芸人が進行役を務めている。

『本当にヤバい芸人』は全部で三人おり、審査員も一緒に舞台に上がって横から口出しはするものの、一人一人しっかりネタを見せていた。ネタ後の審査員からの弄りも含めれば、時間的にはかなりの長さになる。

審査員のうちの一人は、前回自分が「アルミホイルを無駄にする芸」「何が面白いと思ったのか説明して欲しい」と酷評していた芸人だった。しかし、後述する企画の司会進行役や、今回の審査員などをそつなくこなしており、また、細かいことによく気付き気の利いた一面を見せ、俺の中での評価が爆上がりした。以後、彼のことをアルミホイルと呼ぶ。

余談だが、進行役のうどん芸人がマイクの代わりに麺棒を使っていたのにも関わらず、最後まで誰一人としてツッコむ人間がおらず、完全にボケが死んでいたのが悲しかった。俺は気付いていたよ、よく頑張ったな、うどん。

 

★ヤバい芸人一人目

よくいるオタク芸人。アニメの抱き枕を持参し、どういう抱き方が正しいのかを実演するというネタ。購入して初日の抱き方、購入してから一週間後の抱き方、半年後、一年後など。

萌え抱き枕を舞台で大胆に抱いていたが、何のアニメのキャラクターかは特定出来ず。半年前に購入したと言っていたので最近のアニメだろうか。

ネタ自体は当然面白くないが、聞き取りやすい話し方で、こなれた印象を受けた。

私物のため本当に汚したくないのだろう、抱き枕を抱く際に、丁寧に靴を脱いで抱き着いていたのが面白かった。本人は笑わせようと思って靴を脱いだわけではないのだろう。本心から汚したくないという一心で脱いだに違いないが、それがまた笑いを誘った。

審査員が、「足ピンとすんな」「気持ち悪っ!」とツッコんでいたが、靴のことについては一切ツッコミをいれておらず、浅さを感じた。と、思ったら、タイミングこそかなり遅いが、アルミホイルが靴を脱いでいることにちゃんとツッコミを入れており、正直感心した。

その後、「抱き枕の代わりにうどん芸人を抱け!」と審査員に無茶ぶりされ、オタク芸人が抱き枕をどこに置こうか困っていた際に、すかさずアルミホイルが「机の上に置いておくね」と言い抱き枕を移動させていた。俺はこれに感動した。

突然の無茶ぶり、早くやらないと審査員の先輩芸人の機嫌を損ねるかも知れない状況。しかし、高い抱き枕をぞんざいに扱いたくはない。そんな葛藤を察して動いたアルミホイルの心遣いよ。

普通の芸人ならば、「早くしろ」とオタク芸人を一喝して、抱き枕を床に放り投げるだろうよ。しかし、アルミホイルはそのオタク芸人にとって抱き枕が『大切なもの』と認識し、配慮した。流石に評価せずにはいられまい。

しかし、抱き枕というものはかなりデカい。(抱くのだから当然と言えば当然だが。)

舞台のど真ん中に設置された机の上に乗せてしまっては、観客が見えにくくなってしまう。それに気付いた残りの二人の審査員が、「あ、それ俺ら(審査員)が預かっておくわ」と抱き枕を机の上から移動させ、審査員たちの膝の上に置いていた。芸人へ気遣うアルミホイル、観客に気遣う審査員、何というか、ひとりひとりの心遣いに胸打たれてしまった。

 

★ヤバい芸人二人目

ピン芸人。スカトロAVあるあるのフリップネタ。正直下ネタは好きだが、これは笑えないほうの下ネタだった。「水中スカトロだと浮かぶうんこと沈むうんこがある」「タクシー内で漏らしても怒らない運転手」など。しかしこれがバカ客にバカウケ。

品のないおっさんがゲラゲラ笑い、近くにいた女が猿のように手をパンパン叩いて大笑い。正直、ビビった。

やはりフリップネタが好きな人間は脳に欠陥でもあるんじゃないか。

ネタこそ面白くはなかったが、話し方やネタフリへの対応力が凄まじく、レベルの高さを感じた。しかも、芸歴が一年目だとのこと。今回スカトロという特殊なネタだったが、コンビを組ませてきちんとした漫才・コントをやらせてみたら面白いんじゃないかと思った。

 

★ヤバい芸人三人目

フリップネタ。冒頭で話した「水を買おうと思ったらいろはすの桃味だった。どんまい!!」はこの芸人のネタだ。最後に「どんまい!!」で〆るのだが、「女力士がいても両国国技館には入れません。どんまい!!」「砂漠にミスドがあっても口の中がぱさぱさになる。どんまい!!」といった具合のしょうもなさ。

しかし、これもフリップネタなので当然バカ女と年寄りにウケまくり。アルミホイル以外の審査員が、「絵が下手すぎや!」「適当やな!」と画力についてツッコミを執拗に入れていた。

それがまたウケていたのだが、『中学生が無茶ぶりされて頑張ってツッコんでみました』と言われても納得してしまうくらいレベルが低いツッコミだったので、余計に萎えてしまった。

最後に「自分の画力のなさに、どんまい!!」と言って終わっていたが、「低レベルなフリップネタしか作れなくて、どんまい!!」って言って終わって欲しかった。

余談だが、「1000兆円の家具が置いてあるお値段異常、ニトリ。どんまい!!」というネタに、バカ女が心底感心したように「へぇ~」って言っていたのがあまりにもバカバカしくて少しだけ面白かった。

この芸人も当然ネタ自体は面白くないが、先輩芸人への返しはそれなりに良かった。ピンでやっていくのは厳しいだろうが、何とかいい相方に出会えれば或いは。

 

 

 

  • 七組目

女性二人のコンビ。ボケが痩身、ツッコミがデブ。各地の方言を紹介し、その都度その都度、太っているツッコミを弄るというありがちで低レベルなネタ。

そもそもデブを名乗るには体型が中途半端すぎる。少しがっしりしているかもね程度の体型で、デブネタをやるのは無理があるというもの。

また、ボケがしきりにツッコミのことを「男に見える」と言って弄っていたが、別にそんなことはなく、ネタ作りと役作りの浅さが伺えた。

肝心の方言ネタはあまりにもしょうもなさすぎて、殆ど記憶にない。方言を無理やり食べ物ネタや体型ネタにこじつけてデブ弄りをするだけ。ワンパターン。

そもそも、体型や顔のパーツを弄ったネタは、浅い芸人が思っている以上に笑いを取るのが難しいものだ。

テレビに出ているような芸人でさえ、この手のネタで笑いを取るのは難しい。ブラックなジョークは、ユーモアセンスに欠ける人間が言ったらただの不快な悪口になってしまうからだ。

上手く昇華させれば爆発力は凄いが、『小学生が考えるような悪口を言えばデブ弄りになる』と思っているようであれば、さっさと芸人を辞めるべきだろうよ。

他人を弄る芸でも、何が面白くて、何がつまらないかというのはしっかり考えるべきだろう。その本質を見失っているようじゃ、お笑い芸人としての未来はない。

 

 

 

  • 八組目

女のピン芸人。キウイを模した自作の眼鏡をかけて登場、尚、ダンポール製。

本人は「加工アプリのスノウにこういうものがある」とほざいて、終始それをつけたまま芸をしていたが、それは建前で恐らく顔面にコンプレックスでもあるのだろうよ。

というか、そもそもコイツは芸をしていない。最初から最後まで自分語り。

そういうのはフェイスブックかインスタグラムでやれよ。本当に自分語りしかしていないので芸についてコメントが出来ない。

芸歴9年目で31歳。そして独身。いらじと同じ年齢だ。

本人はモテないと言っていたが、キモイ芸人やキモイファンには人気があるようだ。そのおかげか、ネタの時間も他の芸人の二倍くらいあった。俺はこういう女が死ぬほど嫌いだね。

ただひたすらにバイトの話をし、「母親が追い出そうとしてくる」だとか「母が私の服を洗濯してくれない」「お菓子を買ってくれない」だの家の愚痴を垂れ流すだけ。

普通にただのクズ以外の何者でもないのだが、母親が悪いとでも言いたげで心底気持ちが悪かった。

そして終いには、「最近聴いている曲を歌います」などとほざいて歌い出した。一番までならばまだ宜しいのだが、恐ろしいことにフルで最後まで歌ったので、心の底から死を願ってしまった。こちとら金を払ってテメェのチラ裏話と下手糞なカラオケを聴きに来たんじゃねぇよ。芸人辞めろ。

まあ、本当にゴミのような人間ではあったが、だからこそ俺の中にあるセンサーが反応しまくって興味が湧いた。

是非とも『ザ・ノンフィクション』で彼女を取材して欲しい。『地下芸人をやっている31歳独身女』だ、面白くないわけがない。

悲劇のヒロインを気取ったクズが、母親に反発して気持ちよくなっている画(え)が、見たくて見たくて仕方がない。

 

 

 

  • 九組目

前回のライブにいた面白くないスーパースター。スーパースターを名乗る凡人。小学生が3秒で考えそうなネタから、フリップネタに転身してて少々感心した。

と言っても、そもそもネタを作る本人が全く面白くないので、フリップをやろうが、コントをやろうが、大した差はないだろう。

しかし、フリップネタにすることにより、バカ女と年寄りにウケ、笑いを取っていた。ファンの女の子が送ってきた問題を“スーパースターなりに”解いてゆくというネタで、問題文がフリップに書き出されている。その問題文に横線を引いて、ところどころ、スーパースターに相応しいものに改変する。

『太郎くんが1つ150円のリンゴを3つ買いました。全部でいくら?』という問題文。「主人公は俺だから“太郎くん”じゃなくて“スーパースター”」「スーパースターはリンゴなんて女っぽいものを買わないから、“リンゴ”じゃなくて“ベイベー”だな」「ベイベーを“買う”というのもおかしい、“引き取る”だな!」といった具合で問題文を改変してゆく。

最終的には『スーパースターがベイベーを三人引き取りました。どうですか?』となり、「答えは“ロック”だな!!」で〆る。当然本来の答えと違うものだが、その答えすらも書き換えてしまう。

こんな感じのノリの問題をもう一つやって終わり。面白くはなかったが、前回の独りよがりのマスターベーションと比べれば、バカ女と年寄りに寄り添っている分、評価は出来る。ネタ自体も小中学生なんかには素直にウケるんじゃないかと思った。

 

 

 

  • 十組目

『ヤバい芸人』の時に審査員を務めていた二人がコンビのネタ。両方とも男。

ボケ役が「腹痛だったためもしかしたら妊娠したんじゃないかと思い病院へ行った」と話すところから始まり、想像妊娠ネタでどんどん掘り下げていく。今回一番ネタとしてしっかりしていたのはこのコンビだった。

テレビに出しても普通にウケそうではある。ただ、何かと諄いところがあったので、少しテンポの悪さを感じた。もう少しネタを詰めればもっと面白いネタになりそうなだけにもったいなかった。

マイク一本を二人の間に立たせて、しっかりと漫才していた点も評価出来る。漫才と言いつつも、一生旅館の客役とおかみ役の低レベルコントをしてしまう千鳥とかいうゴミ芸人も、こういう本当の漫才が出来るといいね。(というと、漫才の起源は~~とか言い出すやつがいるが俺は聞く耳を持たないぞ。)

どうでもいいが、彼らは今回、「お腹の中の赤ちゃんがスピニングバードキックをしている」といった感じで軽くストリートファイターのネタを挟んできた。

『スピニングバードキック』は語感が面白いから勢いで笑うのも理解出来るのだが、その後の『春麗』というワードにまで手を叩いて笑っていたバカ女は本当にネタを理解出来ていたのだろうか。ストリートファイターのネタやぞ?

総評として、今回は自分のセンスとは合わなかったので笑いこそはしなかったものの、実力を感じた二人ではあった。

 

 

 

  • 十一組目

アルミホイルがピンでネタを披露。耳の錯覚を題材にしたネタ。例えば、サファリパークのテーマが和田アキ子が歌っているように聞こえる、などのネタを数個。

一発目のサファリパークネタのインパクト強かっただけに、後半は尻すぼみになってしまった。もう少しインパクトのあるネタをあと2,3個見つけて来れれば、割と大衆ウケしそうなネタなだけに惜しかった。

どうでもよいのだが、彼の選曲を見た限り、かなりの音楽好きっぽくて好感度が上がった。本当にどうでもよいが。

 

 

 

  • 十二組目

ピン芸人のフリップネタ。この後も定期的に出てくるので海鶏と名付けておく。

どうやら彼がここで芸をするのは最後になるとのこと。東京へ行くようだ。スカイツリーでも観に行くのだろうか。

フリップの一枚目を出しただけで、観客が歓喜の声をあげていた。しかし、ここの観客が喜ぶということはつまらないネタということなので、始まってすらいないのにも関わらず、いきなりネタが終わるのを願ってしまった。

『日本の〇〇をアメリカ風にした』というネタ。中盤以降は最後までずっとアメリカの歴代大統領をネタにしており、ただただ単調すぎてつまらなかった。かりんとうかと思ったらよく見たら大統領だった、といった感じのネタだ。芸人本人も終始自分のネタでヘラヘラ笑っていて不快だった。

しかし、この手のネタで腹を抱えるほど笑うような連中もいるのだ。

そういった浅いお笑いファンと、いつまでも自分の実力を測れない芸人……そんな腐った関係が、ゆくゆくはダラダラと芸人を続けさせてしまう理由にまで昇華してしまうのだ。

この小さなライブハウスが、地獄を覗き見る小窓に思えてきて、感慨深いものがあった。

 

 

 

  • 終わり

東京に行ってしまう海鶏のお別れ会ではないけれども、彼を玩具にした主役にしたフレンドパーク的なしょうもないお遊戯会が始まった。司会進行役は俺たちのアルミホイルが務めた。二つのチームに分かれて、お遊戯会で得られるポイントを競うという企画。

 

 

☆一つ目は、海鶏の体を持ち上げて、首のあたりにボールを乗せ、海鳥の体を傾けて足の先にあるカップにボールを入れるというゲームだ。つまらん。

 

☆二つ目は、海鶏を下着一枚にし、体を掃除機で吸って、そのリアクションでどこを吸っているかを当てるというしょうもないゲーム。

うどん芸人が、チンコが見えないように「金(的)消し用意しましょう!!」と手ごろなサイズのホワイトボードを探していた際に、すかさずアルミホイルが「海鶏さんのロビンマスクが見えちゃうと大変ですからね」と、『金消し』と『キン消し』を引っかけたコメントをするも、誰も反応せず。

観客のおっさんどもも笑わず、おっさん芸人もネタを拾わず。

若い芸人ならばともかく、おっさん芸人ならネタを拾えよ。キン肉マン読んだことあらずか?キン消し集めておらずか?詰めが甘い。当然だが、この企画自体は普通につまらなかった。

 

☆三つ目は、人間サイコロゲーム。海鶏を体育座りさせ、腕や脚を固定。頭、右腕、左腕、背中、膝、尻の六か所に1~6までの数字が書いてある紙を張り付ける。海鶏を転がして、出た目の大きいチームが勝つ。

アルミホイルが海鶏に体育座りを要求するも、お気に入りのパンツ(下着じゃないよ)だったのだろう、明らかに座るのを嫌がって渋る海鶏。

「汚れないように気遣ってやってくれ!!アルミホイル!!」と願ったが、アルミホイルの要求にとうとう海鶏が折れて体育座りをしてしまった。(二つ目の掃除機企画同様、下着一枚でよかったんじゃないだろうか、金玉見えても誰も気にしないだろうし。)

そしてテープで固定されるも、腕時計を外すのを忘れてしまい焦る海鶏。必死に外そうとするも両手首が固定されているので、外せるわけがない。

異変に気付いたうどん芸人が、すかさず「着けたままだと危ないですからね」といって外していた。うどん、いい仕事するな。焦り方が結構マジだったので、恐らくこれもお気に入りの高い時計なのだろう。よく気付いてくれた。

 

☆四つ目は、チキンレースと称した地獄のゲームで〆。スカトロAVネタを披露していた芸人が下着一枚になり会客をする。

台車の上に海鶏を固定させて、スカトロマンの尻に海鶏の顔が触れないよう台車を押し出し、顔と尻との距離の短さを競うゲーム。

当然真面目に勝とうとする人間はおらず、海鶏はスカトロマンのアナルを二度も堪能することになってしまった。

舞台が臭かったらしく、八組目で登場したキウイブスが露骨に嫌そうな顔をして鼻をつまんでいた。臭いのを我慢出来ないのは分かるが、せめて息を止めて静かに離れる程度にしておけよ。一番いい加減なやつがそういうことだけは敏感なのが無性に腹が立つ。

 

 

 

  • 最後に

今回のライブは、芸人が意図したネタで笑うことは一度もなかったが、予想以上に「コイツのここはいいな」「前回よりも頑張っているな」思うことがあった。

珍獣観察的な意味では前回よりもマイルドな内容だったかも知れない。

 

だが、今回は八組目のキウイブスを発掘出来ただけでも大満足である。

彼女は、芸人としてはクズでも、『ザ・ノンフィクション』ではスターになれるだろう。

彼女だけで一本記事が書けてしまうかも知れない。大満足なライブであった。

 

 

 

 

 

 

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